ソフトバンク光からauひかりに乗り換える手順|注意点やauひかりに乗り換えるメリットもご紹介!
auひかりは、割安な月額料金と比較的高速な回線速度などから、多くのユーザーに支持されている光回線です。そのため、現在ソフトバンク光を利用している方の中にも、auひかりへの乗り換えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ソフトバンク光からauひかりへの乗り換えを予定している方に向けて、乗り換えの手順や注意点、メリットなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
auひかりからソフトバンク光に乗り換える手順
ソフトバンク光からauひかりへ乗り換える手順は、以下の通りです。
【ソフトバンク光からauひかりへ乗り換える手順】
- キャンペーンを実施中の代理店でauひかりの申し込み
- 電話連絡が来る
- 開通工事の日程を調整する
- ソフトバンク光の解約手続きをする
- auひかりの宅内機器を受け取る
- 開通工事の実施
- 機器の初期設定をして利用開始
ソフトバンク光からauひかりへ乗り換える手順を前もって理解しておくことで、キャンペーンが始まったらスムーズに乗り換えができます。
また、実際に乗り換えるタイミングで都度やり方を調べるのでは、効率が悪くなります。事前に簡単な流れを理解しておくことで、複雑な手続きもスムーズに進められるでしょう。
お得なキャンペーンを実施中の代理店でauひかりの申し込み
auひかりに乗り換えるのであれば、お得なキャンペーンを実施している代理店で申し込むのがおすすめ。キャンペーンの内容は代理店によって大きく異なるため、事前にしっかりと比較することが重要です。
代理店が実施しているキャッシュバックキャンペーン一覧
auひかりの各代理店は、以下のようにキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
代理店 | キャッシュバック額 | 受取条件 | 受取時期 |
---|---|---|---|
NNコミュニケーションズ | 最大6万6,000円 | ひかり電話 | 最短1か月後 |
NEXT | 最大6万2,000円 | ひかり電話 | 最短1か月後 |
So-net | 最大7万0,000円 | 追加オプション不要 | 最短10か月後 |
GMOとくとくBB | 最大7万7,000円 | ひかり電話 | 最短12か月後 |
@TCOM | 最大4万0,000円 | 追加オプション不要 | 最短7か月後 |
BIGLOBE | 最大6万0,000円 | 追加オプション不要 | 最短11か月後 |
@nifty | 最大3万0,000円 | 追加オプション不要 | 最短12か月後 |
フルコミット | 最大6万3,000円 | ひかり電話 | 最短1か月後 |
グローバルキャスト | 最大4万5,000円 | 指定オプションの付加 | 最短12か月後 |
auひかり公式 | 1万0,000円 | ひかり電話 | 最短4か月後 |
電話連絡がくる
代理店を選んでネットの申し込みフォームから申し込むと、後日担当オペレーターから確認の連絡があります。電話でやり取りをしないうちは申し込みが完了しないため、対応してください。
開通工事の日程を調整する
申し込みが正式に完了した後、数日で電話かSMSで開通工事の日程調整の連絡があります。工事は立ち会いが必須であり、自分の都合のよい日を申し出なくてはなりません。
土日や祝日でも工事の予約は可能ですが、その場合通常の工事費用に加えて3,300円(税込)がかかってしまいます。追加費用を避けたければ平日に予約しなくてはならないためご注意ください。
ソフトバンク光の解約手続きをする
auひかりの回線開通工事の日程を調整したら、そちらの手続きと並行してソフトバンク光の解約手続きを進めていきます。先に解約を進めても問題はありませんが、万が一auひかりの開通工事が遅延してしまうとインターネット環境が利用できない期間ができてしまいかねません。そのため、念のため新しい回線の開通工事の予定を決めてから解約手続きを進めた方が安全です。
解約手続きは、主に以下の流れで進めます。
【解約手続きの流れ】
- アナログ戻しを依頼する
- SoftBank光サポートセンターに連絡
- レンタル機器の返却
アナログ戻しを依頼する
ソフトバンク光のホワイト光電話を使っていてauひかり電話でも同じ番号を継続させるのであれば、NTTに対して「アナログ戻し」を依頼します。アナログ戻しとは、NTTの一般加入電話で取得した電話番号をソフトバンク光で活用している方が、改めて一般電話に戻すことです。
ソフトバンク光の光電話を利用している方が他社でも同じ番号を継続して利用したい場合、アナログ戻しをしなくてはなりません。そのため、同じ番号を引き継がない場合、アナログ戻しの工程は不要です。
アナログ戻しの依頼は、以下の番号へ電話することで行えます。
【アナログ戻しの依頼先】 ● NTT東日本:0120-116000 ● NTT西日本:0800-2000116 |
SoftBank光サポートセンターに連絡
次に、SoftBank光のサポートセンターへ連絡します。SoftBankショップやアプリなどからでは解約手続きを取れないため、SoftBank光のサポートセンターへ連絡して解約したい旨を伝えましょう。SoftBank光サポートセンターの連絡先は、以下の通りです。
【SoftBank光サポートセンター(解約窓口)】 電話番号:0800-111-6710 営業時間:10:00~19:00 |
レンタル機器の返却
SoftBankへ解約の連絡をしたら、レンタルしていた関係機器を返却します。解約する場合、以下の機器の返却が必要です。
返却が必要な機器 | 具体例 |
---|---|
ソフトバンクロゴ入りの機器・付属品 | 光BBユニット、電源アダプタ、LANケーブル、モジュラーケーブル、地デジチューナー、同軸ケーブル |
NTTロゴ入りの機器 | 一体型ホームゲートウェイ、単体型ホームゲートウェイ、回線終端装置(ONU)、VDSL装置、無線LANカード |
開通前レンタル機器 | Airターミナル本体、Pocket WiFi、電源アダプタ、LANケーブル |
レンタル機器を返却することで、解約手続きは完了します。返却を行わないと違約金が発生する可能性があるため、早期に返却しましょう。
auひかりの宅内機器を受け取る
工事の予約をすると、予定日の2日前までに以下のような宅内機器が宅配便で送られてきます。
【宅内機器の例】
- ONU
- ホームゲートウェイ
- ルーター
- モデム
- セットトップボックス
auひかりの利用に欠かせないため、必ず受け取ってください。
開通工事の実施
予約した日になったら、開通工事を実施します。回線工事業者が自宅に訪問し、宅外工事と宅内での作業を行います。
近くの電柱から自宅までの光ケーブル引き込みと宅内での光コンセント設置が、開通工事の主な作業内容です。状況によりますが、おおむね1~2時間程度で完了するので、立ち会いは必要ですが大きな負担にはなりません。
機器の初期設定をして利用開始
開通工事が完了したら、機器の初期設定をして利用を開始します。必要な接続は、おおむね以下の通りです。
【基本的な接続】
- 光コンセントとONU(光ケーブル)
- ONUとホームゲートウェイ(LANケーブル)
- ホームゲートウェイとパソコン(LANケーブル)
- (必要な場合)ホームゲートウェイと電話機(電話線)
また、パソコン側でも接続後に簡単な設定が必要です。たとえば、Windowsパソコンの場合、以下の流れで設定を行います。
【Windowsパソコンの初期設定】
- スタートメニューの「設定」をクリック
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 画面左の「状態」をクリック
- 画面右の「アダプタのオプションを変更する」をクリック
- LANケーブルでの接続なら「イーサネット」、Wi-Fi接続なら「Wi-Fi」を右クリック
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」にチェックを入れて「プロパティ」をクリック
- 「全般」タブの「IPアドレスを自動的に取得する」「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れる
- 右下の「OK」をクリックする
auひかりに乗り換える際の注意点
auひかりに乗り換える際には、以下の点に注意が必要です。
【auひかりに乗り換える際の注意点】
- 電話番号を継続できない可能性がある
- auひかりが対応していないエリアもある
- プロバイダの変更は必須
- ソフトバンク光の解約費用がかかってしまう
- 転用や事業変更ができない
電話番号を継続できない可能性がある
auひかりに乗り換える際にはまず、電話番号を継続できない可能性がある点にご注意ください。継続できるか否かは、電話番号を取得したタイミングによって異なります。
【電話番号の継続・変更の基準】
- 継続可:NTTの一般加入電話で取得
- 継続負荷:ホワイト光電話やBBフォンの契約時に合わせて取得
上記の通り、元々NTTで発行してもらった場合は、auひかりに乗り換えする際にも継続可能です。ただし、NTTの一般電話で番号を取得した後ソフトバンク光のホワイト光電話に変えていた場合、「アナログ戻し」の依頼をNTTにしなければ継続できません。NTTへの連絡・依頼が必要であるため、ご注意ください。
【アナログ戻しの依頼先】 ● NTT東日本:0120-116000 ● NTT西日本:0800-2000116 |
auひかりが対応していないエリアもある
auひかりが対応していないエリアもあるため、事前に確認が必要。auひかりは光コラボとは違い自社で独自の設備を使っていることから、一部地域では利用できないのです。
具体的には、以下の地域でauひかりは利用できません。
【auひかりが対象外になるエリア】
プラン | 対象外のエリア |
---|---|
ホームタイプ | 愛知県、静岡県、岐阜県、大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県、三重県、沖縄県 |
マンションタイプ | 沖縄県 |
乗り換えをしたくても上記地域ではそもそも対象外になってしまうため、ご注意ください。
プロバイダの変更は必須
ソフトバンク光からauひかりへ乗り換えするのであれば、プロバイダの変更が必須。ソフトバンク光のプロバイダは「Yahoo!BB」一つしかありませんが、auひかりはYahoo!BBでの契約ができないためです。auひかりでは、以下のプロバイダで契約ができます。
【auひかりを契約できるプロバイダ】
- So-net
- BIGLOBE
- @nifty
- Asahinet
- @TCOM
- DTI
- GMOとくとくBB
- au one net
プロバイダごとに異なるキャンペーンを実施しているため、どのプロバイダが最も自分に適しているのか比較・検討することをおすすめします。
ソフトバンク光の解約費用がかかってしまう
ソフトバンク光を解約する際には、解約費用がかかることに注意しなくてはなりません。ソフトバンク光の解約時にかかる費用は、auひかりの乗り換えスタートサポートで還元してもらえますが、申請してから実際に還元されるまでには早くても1~2か月かかってしまうためご注意ください。
また、auひかりのキャンペーンにおける還元額には、最大3万円までという上限もあります。解除料は固定回線サービスに関しては最大で1万6,500円ですが、オプションサービスを付帯している場合にはさらに高額になる可能性があるため事前に確認するのがおすすめです。
転用や事業変更ができない
ソフトバンク光からauひかりへの乗り換えの場合、「転用」や「事業者変更」によって工事せずに乗り換えることはできません。
1つ目の転用とは、NTTのフレッツ光から光コラボレーションへの乗り換え時に利用できる仕組みです。光コラボレーションはNTTが敷設した光ファイバー網を借りて運用しているため、転用の場合は工事不要で乗り換えできます。
2つ目の事業社変更とは、光コラボレーションから光コラボレーションへ柄の乗り換え時に利用できる仕組みです。やはり同じ光ファイバー網を使用しているため、開通工事をせずにスムーズな乗り換えができます。
しかし、NTTフレッツ回線を使用しているソフトバンク光はからKDDI回線を利用しているauひかりの場合は、異なる光ファイバー網を利用するため転用・事業者変更による乗り換えができません。開通工事は必須であるため、ご注意ください。
auひかりに乗り換えるメリット
auひかりに乗り換えるメリットとして、以下の点が挙げられます。
【auひかりに乗り換えるメリット】
- ネット料金が安くなる
- 高速プランが通常料金で利用できる
ネット料金が安くなる
auひかりを利用するメリットとしてまず挙げられるのが、ネット料金が安くなることです。
ソフトバンク光 | auひかり | |
---|---|---|
戸建て | 5,720円(2年自動更新プラン) | 5,720円(ギガ得プラン) |
集合住宅 | 4,180円(2年自動更新プラン) | 4,180円(タイプV) |
※上記表内の金額はすべて税込金額です。
上記を見てわかる通り、両社の近い料金プランを比較すると、月額料金はほぼ同じです。
しかしソフトバンク光の場合、高速通信のためには有料オプションである「光BBユニット」をレンタルしなければなりません。「光BBユニット」のレンタルには月額550円(税込)がかかるため、結果としてソフトバンク光の方が割高になってしまいます。
また、auひかりの場合は、auスマホとセットにすることで「auスマートバリュー」を利用でき、スマホの月額料金割引を受けられます。割引金額は端末あたり550円~1,100円(税込)になるため、毎月の負担金額をトータルに見た場合、auスマホユーザーにはauひかりの方が非常にお得なのです。
高速プランが通常料金で利用できる
auひかりであれば、高速プランを通常料金から利用できます。auひかりには最大通信速度が5Gbpsや10 Gbpsの高速インターネットプランもあります。
ホーム5ギガは月額550円(税込)、ホーム10ギガだと月額1,408円の高速サービス料がプラスされますが、「超高速プログラム」という割引キャンペーンを利用すれば毎月550円割引してもらえます。つまりホーム5ギガの場合は追加料金なし、ホーム10ギガの場合でも月額858円で高速インターネットが利用できるのです。
通常の利用方法なら最大通信速度が5Gbpsもあれば快適に利用できるため、通常料金でも充実したインターネット環境を導入できるでしょう。
まとめ
auひかりは高速プランを通常料金で利用できる、月額料金が割安などの理由からとても人気の高い光回線サービスです。そのため、ソフトバンク光からauひかりに乗り換える方も一定数います。
基本的な乗り換え手順を理解しておけば、スムーズに手続きを進められるでしょう。auひかりへの乗り換えを行い、快適なインターネット環境を手に入れることをおすすめします。