マンションで光回線を使いたい!注意点や失敗しない選び方を解説

フレッツ光

戸建て住宅で光回線を希望する場合、自分の持ち家ならば新規契約をして開通工事をすると簡単に利用できるようになります。しかし、アパートやマンションなどの集合住宅の場合、環境によっては光回線が使えない可能性があります。マンションで光回線を使いたい!とお考えの方は、まずお住まいの建物の設備チェックを行いましょう。今回は、マンションで光回線を使いたい方が導入前にチェックすべきポイントや注意点などについてご紹介します。

 

マンションで光回線を使いたいなら、まずはチェック!

マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方が光回線の導入を検討する場合、まずはその建物の設備を確認してください。光回線の導入状況は外から見ただけでわからないため、各回線事業者、管理組合、大家さんなどに聞いてみるのがおすすめです。また入居前であれば、不動産屋に確認すると教えてもらえることが多いでしょう。

 

なお集合住宅は、共用設備としてインターネット回線が導入されているケースがほとんどです。ただし「インターネット対応」「インターネット回線導入済」と明記されていても、必ずしも光回線とは限りません。どのようなインターネット回線が導入されているかによって、契約できる回線事業者が異なるケースがあるため要注意です。

 

ここからは、光回線が導入されている場合と光回線が導入されていない場合に分けて、具体的にどのような注意点があるか見ていきましょう。

光回線がマンションに導入されている場合

お住まいの建物内に光回線が導入されていれば利用可能です。ただし、共用部までしか導入されていない場合と、各居室まで導入されている場合とではその後の選択肢が変わってきます。

 

光回線がマンションの共用部まで導入されている場合

マンションの共用部に光回線が導入されている場合、回線事業者と契約し、宅内工事を行うことで光回線を利用できるようになります。ただし、マンションによって引き込まれている回線事業者が異なるため、どの事業者と契約ができるかについて確認が必要です。

 

2022年現在、マンションに導入されていることが多い主な光回線事業者は以下の3社です。

 

  • NTTフレッツ光
  • auひかり
  • NURO光forマンション

 

建物によって導入されている回線事業者が異なっており、選択肢が1社しかないマンションもあれば、複数社引き込まれていて選べる場合があります。例えば、フレッツ光しか導入されていないマンションであれば、auひかりやNURO光を契約することはできません。導入されていない回線事業者の利用を希望する場合、管理組合や管理会社などに回線を導入できるか相談してみる必要があるでしょう。自宅付近がサービス提供エリアになっているかについては、各社のサイトで確認できます。

 

なお、ドコモ光、SoftBank光、楽天ひかりなどの光コラボは、フレッツ光の回線を利用したサービスです。そのため、フレッツ光が導入されているマンションであれば契約できます。

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インターネット完備と言われた場合

マンションやアパートなどの集合住宅の設備として、「インターネット完備」と書かれていることがあります。「インターネット対応」と「インターネット完備」の違いは、対応/完備という言葉の違い。インターネット回線の利用方法が異なるので注意しなければなりません。

 

【インターネット対応】

インターネット対応は共用部分まで回線の引き込みが完了しているタイプです。各自が回線事業者と契約し、宅内工事を行うことによってインターネット回線が利用できるようになります。

 

【インターネット完備】

インターネット完備は室内まで回線が引き込まれており、既にプロバイダとも契約が完了した状態になっているタイプが多いです。壁などにあるポートにLANケーブルを挿すだけでインターネットにつながるため手軽に利用可能。建物によっては室内まで回線が引き込まれているだけで、各自で別途プロバイダ契約が必要になるケースもあるため管理会社に確認してください。

 

ただし、インターネット完備=光回線とは限らないため回線速度に不満を感じる方も多いようです。

なぜなら現在、マンション設備機器で導入が多いのはVDSL方式という方法での提供です。建物共有スペースまでは光ファイバーで配線されていますが、マンションの各住戸内には電話線(メタルケーブル)によって配線されています。
これは、新築マンションであればすべて光ケーブルで配線のマンションギガなどを利用できますが、光ファイバーのインターネット通信が主流になってきた2000年頃よりも以前に建てられたマンションが非常に多いので設備機器の設置コストなど考えると、光ファイバーの新設などは難しいのですね。

光回線がマンションに導入されていなかった場合

管理会社や大家さんに確認した結果、未導入と言われた場合は光回線でインターネットを使うことができません。お住まいの建物が光回線未導入だった場合、どのような対応ができるのでしょうか。

 

光回線を導入できるか検討する

まずは、お住まいの地域が希望する回線事業者のサービス提供エリアとなっているか確認してください。光回線のサービスが利用できるエリアであれば、管理会社や大家さんに導入できないか相談してみるのがおすすめです。もし希望者が多ければ、建物に光回線を引き込んでくれる可能性も考えられます。

 

また、共用設備として光回線の導入が難しい場合、回線事業者によっては集合住宅に「戸建てタイプ」を導入して契約できる場合があります。ただし、高層階にある部屋、建物の都合により工事が難しい場合、管理会社の許可が下りない場合は契約ができないため確認が必要です。各回線事業者に相談してみてください。

 

他の回線の導入を検討する

さまざまな理由により光回線の導入が難しい場合、他の回線事業者も検討してみましょう。

 

お住まいの建物に光回線が導入されていなくても、CATVなど他の回線であれば導入されているというケースは少なくありません。また、回線工事が不要な「ホームルーター」や「モバイルWi-Fi」などを契約することで光回線が未導入でもインターネットを使用できます。

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まとめ

今回は、マンションで光回線を使いたい場合の注意点や選び方などをご紹介しました。光回線が導入されているかされていないかによっても対処が異なるため、お住まいの建物の設備を確認することが先決です。ご自身の環境に合わせて、より良い光回線を選択していきましょう。