
Wi-Fiで違約金を負担してくれる事業者は?
WiFiを安く使うには光回線などで契約期間の縛りを受け入れざるをえませんが、
契約期間中は違約金が発生するので乗り換えにくくなってしまいます。
今回は乗り換えで発生する違約金を負担してくれる光回線やモバイルルーターの
サービスについて詳しく紹介しましょう。
乗り換えで違約金を負担してくれる光回線
光回線の事業者やプロバイダの中には、乗り換えで発生する違約金を負担する
サービスを行っているところがいくつかあります。
代表的なところとしては
・auひかり
・NURO光
・ソフトバンク光
・ドコモ光
・コミュファ光
・eo光
などです。
ただ違約金を負担してくれると言っても、
乗り換えで発生した違約金を利用者に代わって払ってくれるわけではありません。
違約金を解約した事業者に利用者が支払い、その領収書等を添えて申請することで
違約金と同額のキャッシュバックが受けられるシステムです。
いったんは自分で乗り換えで発生した違約金を払わないといけませんし、
申請しないとキャッシュバックも受けられないので注意しましょう。
auひかり
auひかりでは他社光回線やホームルーター、モバイルルーターからの乗り換えで
最大30,000円まで違約金を負担してくれます。
契約解除料だけでなく工事費やWiFiルーターの分割払い残債も含めて
負担してくれるのです。
利用開始から1年以内の乗り換えでなければ、工事費やWiFiルーターの残債を
含めても違約金が30,000円を超えることは少ないです。
auひかりが公式に行っているサービスなので、代理店など公式サイトや
auショップ以外での申し込みでも違約金負担のサービスが受けられます。
ただし現金キャッシュバックではなくauPAYへのチャージとなり、プロバイダを
・Asahi Net
・DTI
にするとキャッシュバックが15,000円になってしまいます。
また同じKDDIグループであるWiMAXのモバイルルーターやホームルーターからの
乗り換えでは違約金の負担は受けられません。
NURO光
NURO光では他社光回線やホームルーター、モバイルルーターからの乗り換えで
最大20,000円まで違約金を現金で負担してくれます。
NURO光も公式に違約金負担のサービスを行っているので、
どこで申し込んでも利用可能です。
工事費や端末代の残債も対象となっていますから、NURO光への乗り換えで
解約した事業者の契約解除料によっては全額負担とならないことも考えられます。
違約金負担に加えて、月々の割引による工事費の実質無料、
NURO光解約時の契約解除料無料といった特典も付いてくるのです。
ただし申し込みから開通までに4か月以上かかった場合には、違約金負担の代わりに
NURO光の料金3か月分約15,000円のキャッシュバックとなります。
ソフトバンク光
ソフトバンク光では他社光回線やホームルーター、モバイルルーターからの乗り換えで
発生した違約金を最大100,000円まで負担してくれます。
利用開始1年以内の乗り換えで工事費や端末代の残債が多いとしても、
契約解除料と合わせて100,000円以内に収まる可能性が高いです。
ソフトバンク光の違約金負担サービスも公式に行われているので、
代理店で申し込んでも適用されます。
またホームルーターであるSoftBankAirへの乗り換えでも同様に最大100,000円まで
違約金を負担してもらえます。
ソフトバンク光の違約金負担サービスでは他社光回線の工事費残債も含まれますが、
フレッツ光や他社光コラボからの乗り換えでは工事費残債は負担してもらえません。
ソフトバンク光は光コラボで引き続きフレッツ光回線を使うので、
フレッツ光の工事費残債は負担できないのです。
ただ引き続きフレッツ光回線を使いますから、
フレッツ光や他社光コラボからソフトバンク光への転用では工事費が発生しません。
ドコモ光
ドコモ光では他社光回線やホームルーター、モバイルルーターからの乗り換えで
発生した違約金を最大20,000円まで負担してくれます。
ただし公式のサービスではなく、GMOとくとくBBのサイトからプロバイダを
GMOとくとくBBとしてドコモ光に申し込んだ場合のみです。
GMOとくとくBB以外のプロバイダを選んだり、GMOとくとくBBのサイト以外から
申し込んだ場合は違約金負担サービスは受けられません。
またGMOとくとくBBはキャンペーンサイトが複数存在しており、
サイトによっては違約金負担が10,000円までとなってしまうこともあります。
ドコモ光も光コラボなので、フレッツ光や他社光コラボからの乗り換えでは
工事費の残債は違約金負担サービスの対象外です。
コミュファ光
コミュファ光では他社光回線やホームルーター、モバイルルーターからの乗り換えで
違約金を上限なしで負担してもらえます。
公式に行っているサービスですから、公式サイト以外からの申し込みでも適用されます。
ソフトバンク光の100,000円のように上限を高めに設定しているところはあるものの、
上限なしで違約金を負担してくれるのは珍しいです。
極端な話、開通して間もない他社光回線からコミュファ光に乗り換えたとしても
契約解除料・工事費の残債などを全額負担してもらえるわけです。
ただしコミュファ光は中部電力が親会社として提供している光回線サービスで、
中部電力管内でしか利用できません。
eo光
eo光では他社光回線やホームルーター、モバイルルーターからの乗り換えで発生した
違約金を最大60,000円まで負担してくれます。
公式に行っているサービスなので代理店などを通して申し込んでも利用できます。
契約解除料を高く設定して利用者を囲い込む手法が批判されたこともあって、
最近は光回線の契約解除料が安くなってきているのです。
20,000円を超える高額に設定しているところもまだあるものの、
契約解除料が10,000円以下の光回線も珍しくありません。
最大60,000円の違約金負担であれば、契約解除料に工事費や端末代の残債を
加えても全額負担してもらえる可能性が高いです。
ただコミュファ光と同じでeo光も電力系光回線で関西電力管内でしか利用できません。
乗り換えで違約金を負担してくれるモバイルルーターサービス
モバイルルーターサービスの中にも乗り換えで違約金を負担してくれるところが
あります。
ただし現状で違約金負担のサービスを恒久的に行っているのは
BroadWiMAXぐらいです。
BroadWiMAXはWiMAXプロバイダの1つで、
BroadWiMAX以外でWiMAXを申し込んでも違約金は負担してもらえません。
最大19,000円までですから、乗り換え元の契約解除料や工事費の残債によっては
全額負担とならない可能性もあります。
また公式サイトからの申し込み、料金支払をクレジットカードで行う、
指定のオプションに加入するといった条件も付いているので注意が必要です。
BroadWiMAXではBroadWiMAXからauひかりやSoftBankAirなど指定の光回線・
ホームルーターへの乗り換えでも違約金が無料となるキャンペーンも行っています。
まとめ
WiFiの乗り換えで違約金を負担してくれる事業者を紹介しました。
紹介した以外の光回線やモバイルルーターの事業者でも、期間限定のキャンペーン
として他社からの乗り換えで違約金を負担してくれるケースがあります。
違約金を負担してもらうのに条件をクリアしないといけないケースもありますし、
申請から数か月しないと違約金相当のキャッシュバックが受けられません。
領収書等を提出するといった手続きも必要ですから、
違約金負担のキャッシュバックを貰い損ねないように注意してください。