インターネット回線クーリングオフ

インターネット契約はクーリングオフ出来る?驚きの救済措置があった!

光回線解約

インターネット回線を契約したものの思っていたサービスや速さと違った、この代理店から申し込んだもののあっちの代理店の方がキャンペーンの条件がよくてショックと落ち込んでいる方もいるかもしれません。

そんな時インターネット回線をクーリングオフできたらいいのにと思いませんか?

でもクーリングオフには色々条件があったりもするのでインターネット回線の契約でも利用できるのかいまいちよくわかりませんよね。

そこでこちらの記事では、インターネット回線はクーリングオフできるのかという疑問にお答えしながら

初期に契約解除するための条件や方法

契約解除にかかる可能性のある費用

auひかりを契約解除する場合はどうすればいいのか

等について詳しく説明していきますよ。

更にauひかりを代理店経由で申し込んだけど、後から申し込んだ代理店がなんだかあやしいことに気づいた場合キャンセルして申し込みし直す方法なんかもお伝えしますので、どうしたら良いのか悩んでいるなら必見です!

 

インターネット回線の契約とクーリングオフの関係

早速まずはインターネット回線の契約とクーリングオフ制度の関係から見ていきましょう。

まずクーリングオフが適用できるケースとは一体どんな場合なんでしょうか。

 

クーリングオフの制度について

クーリングオフはある商品を購入・契約した後、一定期間内なら購入した側が一方的に“やっぱりこの契約なかったことにしてほしい”と言って契約を解除できる制度です。

消費者を守るために作られた制度なのですが、消費者に一方的に有利なこともありどんな契約にも適用されるわけではなく条件が決まっています。

簡単に言うとセールスや勧誘にのせられて契約してしまった場合なのですが、詳しくは以下のようになりますよ。

契約から8日間以内にクーリングオフ可能

訪問販売(自宅に来て買ってほしいとセールス)

訪問購入(自宅に来て売ってほしいとセールス)

電話での勧誘セールス

特定継続的役務提供契約(エステや通信教育など長期の契約で効果が不明なもの)

契約から20日以内にクーリングオフ可能

マルチ商法

業務提供誘引販売取引(仕事を発注するから必要な機材を先に購入するように言われる)

ということで残念ながら自分から積極的に選んで契約を結ぶことが多いインタネット回線の契約はクーリングオフの対象ではないんですね。

 

インターネット回線契約は電気通信事業法で救済される

とはいってもインターネット回線は開通して使ってみないと実際の速さなどはわかりにくいところがありますし、積極的に営業活動を行っている代理店もいます。

契約してしまったけど、考え直したいということがどちらかというと起こりやすい契約ですよね。

そこで2016年に電気通信事業法が改正されインターネットの利用者側を守るための規定が加わりました。

電気通信事業法の初期契約解除制度と確認措置がそれにあたり、ともに契約から8日以内の契約解除を可能にしています。

参考:総務省の該当ページ

それではこの2つの制度について掘り下げて見ていくことにしましょう。

 

インターネット回線契約の解除条件や費用と注意点

電気通信事業法によって契約解除するにはいくつか条件があります。

そしてここが注意なのですが契約は解除できたとしてもいくつか請求されるかもしれない費用があるのも覚えておいてくださいね。

それでは初期契約解除と確認措置にわけて詳しく見ていきましょう。

 

初期契約解除する場合について

初期契約解除の場合契約解除を申し入れるための条件は契約から8日以内ということだけです。

その場合の理由はどうでもよく100%利用者側の都合や気持ちで契約解除することができますよ。

ただ8日以内というルールについては、契約書類が正式に家に届いた日からと考えられることが多いのですが、なかには工事が終わって開通した日など異なる規定を設ける事業者もあるので必ず契約書をチェックしておきましょう。

そして利用者都合の契約解除になるため契約解除でも費用がかさんでしまします。

日割りの月額使用料

初期工事費

契約事務手数料

機器を返送する時の郵送料

購入した端末の代金(機器を購入した場合のみ)

その月のオプション料金(オプションに入っていた場合のみ)

Left Caption
これじゃあ普通に解約するのと変わらないんじゃないの?
Right Caption

auひかりの達人

解約とは違い違約金については請求されることがありません。

初期工事費と事務手数料については必ず請求する事業者と見逃してもらえる可能性がある事業者があるようなのですが、これについては各事業者に確認してみないとわからないところがあります。

請求する権利は事業者側にあるのですが、実際には請求されていない事象が多いようです。

こちらに関しては、各回線事業者のページには正式な発表や記載はありませんので、ある日突然請求される方針変わったとしても、元々は請求できる権利を有している訳ですからそれに対して不満を抱くのは見当違いと認識しておきましょう。

 

確認措置として解除する場合について

確認措置は全てのインターネット回線ではなくWiMAXなど無線だけで提供されるインターネット契約にだけ適用することができます。

その条件なのですが、

住んでいる場所の電波状況が悪い

契約する時に事業者や代理店から間違った説明をされた

という事業者側に責任がある場合なんですね。

そのため請求される可能性がある費用は

日割りの月額使用料

機器を返送する時の郵送料

その月のオプション料金(オプションに入っていた場合のみ)

とぐんと少なくなっていますよ。

 

実際に契約解除する場合の手順

初期契約解除制度や確認措置を使ってインターネット回線を契約解除するには一体どうすればいいのでしょうか?

実は事業者によって初期契約解除する場合はこうしてくださいというルールが違うので、まずは契約書や公式HPで確認する必要があります。

ここでは一番一般的な方法を例として紹介しておきますよ。

基本的な流れは

書面で初期契約解除や確認措置を通知 → レンタル機器を送り返す

になります。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

契約解除の通知は書面で

一般的に初期契約解除や確認措置をする場合は利用者が事業者に書面で通知する必要があるとされています。

NTT西日本を例に挙げますと【初期契約解除通知書】のように専用フォーマットをダウンロードして使える事業者もあるものの、フォーマットを用意していない事業者も結構多いのでその場合は自分で作るようにしてください。

通知書に記入しないといけない必要事項はそんなに多くない上に手書きでもパソコンで作成しても、ハガキでも手紙でもどちらでも大丈夫です。

ただ書式について契約書などで指示がある場合はそれに従ってくださいね。

まず一般的な必要事項は以下の様になります。

宛名と日付

初期契約解除もしくは確認措置を通知する

インターネット回線のサービスやプランの名前

契約者の氏名

事業者から発行されたお客様IDや契約番号等の認証番号

サービス提供場所の住所

電話番号

通知を有効にするためにも必ずこの内容は含めるようにしてくださいね。

 

追跡できる方法で郵送

初期契約解除や確認措置の通知書面ですが、必ず契約成立から8日間以内に事業者のもとに届く必要があります。

そのため簡易書留で送るのをおすすめしますよ。

以下の様な理由があり、後々届いた・届いてないでトラブルになりにくいからですよ。

速達と同じ扱いで日曜・祝日も配達がある

送った後も手紙がどこにあるか自分で追跡できる番号がもらえる

受け取りにサインが必要

簡易書留の料金は切手代にプラスして310円(税込)かかりますが安心には変えられませんね。

もし契約解除できる期限まで日にちに余裕がある場合は追跡機能だけ使える特定記録郵便でもいいかもしれません。

この場合は切手代に160円(税込)プラスした料金になりますよ。

また追跡番号を知りたい場合はポスト投函ではなく郵便局から送るようにしてくださいね。

 

機器は必ずすぐに送り返す

もし既にホームゲートウェイ等の機器が自宅に届いている場合は速やかに事業者に送り返すようにしてください。

中には初期契約解除の手順に機器も8日以内に送り返すようにと指示している事業者もあるので注意してくださいね。

 

契約解除前に固定電話に関する対処を

もしインターネット回線と同時に光電話などの固定電話サービスに加入したという方は注意が必要です。

契約解除と同時に固定電話も使えなくなるので、そのままにしていると今使っている電話番号が使えなくなってしまう可能性があります。

特に光回線の事業者に電話番号を発行してもらったという場合(光発番)は、契約解除と同時にその番号は失効になりもう2度と使えなくなってしまいますよ。

NTT発行の番号を光電話に番号ポータビリティしたという場合は、契約解除になる前にNTTにアナログ戻しの工事をしてもらうことで電話番号をそのまま使い続けることが可能です。

アナログ戻しには2,200円(税込)から14,300円(税込)くらいの費用がかかるので注意してくださいね。

インターネット回線のクーリングオフ

光回線を契約直後に解約したくなった時は8日以内なら初期契約解除という制度を利用することが出来ます。

クーリングオフではないですが、とても良く似た制度ですね。

初期契約解除制度は、通常の解約と違って違約金はかからないのですが、初期工事費などの費用はかかる可能性があるので気を付けてください。

工事前のキャンセルは費用は一般的なサービスであれば必要ありません。申し込み先にキャンセルの連絡を入れればOKです。申し込み先に不安があるようであれば工事前にキャンセルするようにしましょう。

 

インターネット回線サービス各社の乗り換えキャンペーンをまとめました。おすすめの申込先まで紹介していますので是非、確認してみてください。

 

auひかりの場合の初期契約解除について

一般的な初期契約解除について見てきましたが、ここからはauひかりの場合について詳しく見ていきたいと思います。

通知方法や費用など一体どうなっているのでしょうか。

 

契約書の書面が届いた日から8日間契約解除が可能

auひかりの場合初期契約解除ができるのは契約書が届いた日から数えて8日間になります。

ただauひかりでどのプロバイダを選んだかで少し条件が変わるので注意してください。

au one netをプロバイダに選んだ場合 → KDDIの請求書が家に届いた日から数える

それ以外のプロバイダを選んだ場合 → 別々に届くKDDIとプロバイダでどちらか遅い方が届いた日から数える

になっていますよ。

 

初期契約解除の通知方法はプロバイダによって異なる

auひかりの場合初期契約解除の方法は書面送付で行われる場合がほとんどなのですが、プロバイダによって書類のフォーマットや送付先が変わる他、電話連絡でも大丈夫なプロバイダもあります。

初期契約解除の方法は各プロバイダの契約書(au one netの場合はKDDIの契約書)に詳しく記載されているので必ず確認してから手続きするようにしてくださいね。

各プロバイダで公表されている初期契約解除の方法はこちらになります。(2020年6月現在)

表はスワイプして横にスクロールできます

プロバイダ初期契約解除通知方法送り先
So-netSo-net契約内容のご案内の余白部分に
お客様番号・氏名・住所・電話番号
解除を希望するサービス名称を記載して
FAXか郵送で送る
FAX:0570-00-9191
(So-net札幌事務センター)
郵送:〒060-8564
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
So-net札幌事務センター宛
DTI自分で用意した紙に契約書交付日
氏名・住所・電話番号・お申込みプラン名
“契約を解除します”を記載して郵送する
〒847-0083
佐賀県唐津市和多田大土井4740-1
フリービット株式会社内
株式会社 ドリーム・トレイン・インターネット
カスタマーサービス 宛
ASAHIネットハガキにASAHIネットID・氏名・住所
電話番号・メールアドレス・契約成立日
ASAHIネットを契約解除したい旨を記載して
郵送する
〒104-0061東京都中央区銀座4-12-15
歌舞伎座タワー21階
株式会社朝日ネット
カスタマーサポート 宛
BIGLOBEハガキなどの書面にユーザID ・氏名 ・住所
契約サービス情報・電話番号 ・初期契約解除
を申し出るという事を記載して郵送する
〒980-8790
仙台中央郵便局 郵便私書箱第30 号
ビッグローブ株式会社 BIGLOBE
登録センター 宛
@T COM@T COM(アットティーコム)
カスタマーセンターに電話
初期契約解除専用ダイヤル
0120-800068
10時~ら20時(土・日・祝は~18時)
@nifty契約書で要確認
au one net契約書で要確認
GMOとくとくBB契約書で要確認

au one netと@niftyそれにGMOとくとくBBについては初期契約解除の方法について詳細が公表されていないのですが、申し込み後に家に届く契約書に詳しく記載されているようです。

初期契約解除を考えている方はまず契約書をチェックするようにしてください。

契約書が届く前に初期契約解除方法が知りたいという場合や契約書を呼んでもいまいちよくわからないという場合はプロバイダのカスタマーサポートに電話して聞いてみるようにしてくださいね。

またプロバイダもしくはKDDIに初期契約解除を通知すると後日KDDIからホームゲートウェイ等のレンタル機器の返送方法の通知があるので、速やかに返送するようにしてください。

期限を過ぎてしまうとペナルティが科されることになります。

 

auひかりを初期契約解除した場合にかかる費用は?

auひかりを初期契約解除した場合には下記の費用がかかる可能性があります。

月額使用料

初期工事費

契約事務手数料

機器を返送する時の郵送料

その月のオプション料金(オプションに入っていた場合のみ)

月額使用料が日割りになるかどうかや工事費全額かやや減額されるのかはプロバイダによって変わるようなので、こちらも契約書を確認するようにしてくださいね。

一部で実は工事費などを請求していないのではとも言われているのですが確かなところはわかりません。

総額いくら請求されるか等はプロバイダのカスタマーサポートなどに電話して確認すると良いでしょう。

 

auひかりを代理店から申し込んだ場合の初期契約解除

auひかりの場合はauひかりに不満があるという場合や、申し込んだ後日に悪質な代理店だとわかった場合、優良代理店から申込しなおしたい!というのも初期契約解除の動機になりえますよね。

代理店から申し込んだ場合も初期契約解除はKDDIか各プロバイダに通知することになります。

また請求される可能性がある費用も同じになりますよ。

 

工事前なら無料でキャンセルできる

初期工事をしてしまった後は初期契約解除になるのですが、工事前なら申し込みをキャンセルすることができます。

一般的な光回線の場合、工事前のキャンセルなら何かの費用を請求されることはありません。

ただこの場合も代理店や申し込み窓口では無く、各通信事業者に直接連絡するようにしてください。これはauひかりの場合もそうでない場合も同様です。

プロバイダ名電話番号営業時間営業日
au one net0077-7068(無料)9:00~20:00年中無休
@nifty0570-03-2210(有料)
03-6625-3232(有料)
10:00~19:00年中無休
@T COM0120-805633(無料)月~金 10:00~20:00
土日祝 10:00~18:00
年中無休
ASAHIネット0120-577-108(無料)
03-6631-0856(有料)
10:00~17:00平日
BIGLOBE0120-86-0962(無料)
03-6385-0962(有料)
9:00~18:00年中無休
DTI0570-004740(有料)10:00~17:00平日
So-net0120-80-7761(無料)
050-3383-1414(有料)
9:00~18:00年中無休
リンククラブ03-5778-3881(有料)10:00~19:00平日
楽天ブロードバンド0800-600-0111(無料)
0800-600-0222(無料)
9:00~21:00年中無休
GMOとくとくBB0570-045-109(有料)10:00~19:00平日
SmartLINE0120-954-046(無料)11:00~17:00平日
エディオンネット(エンジョイ☆auひかり)0120-71-2133(無料)9:00~19:00年中無休(年末年始は除く)
メガ・エッグ0120-505-898(無料)10:00~19:00年中無休

代理店にキャンセルの連絡をすると払わなくてもいいキャンセル料を請求されるなど無駄なトラブルに巻き込まれる可能性があるので気を付けてくださいね。

初期契約解除は8日以内ですから大凡のケースで工事前ではないかと思います。

その場合はキャンセルが可能ですので、連絡は出来るだけ早い方が良いでしょう。

 

初期契約解除・キャンセル後に代理店を変えて申し込みは大丈夫?

申し込みしたauひかりの代理店に不信感を持ったために初期契約解除した後や申し込みキャンセルをしたという場合、後日他の代理店から改めてauひかりに加入しなおすのは可能でしょうか?

答えはイエスなので安心してくださいね。

ここでさらに気になるのが初期契約解除やキャンセル後にauひかりの代理店を変えて申し込んだ場合、その代理店のキャッシュバックがもらえるかどうかですよね。

実はこの場合でもNNコミュニケーションズであれば、キャッシュバックをしっかりともらうことができるんです。

KDDIから何度も表彰されている優良代理店の一つNNコミュニケーションズの場合、プロバイダと合わせたキャッシュバックの合計がプランによって52,000円から40,000円になっていて、しかも簡単な手続きで確実にもらえます。

一方悪質な代理店から申し込むとキャッシュバックは同額程度でも手続きが非常にややこしかったり、キャッシュバックが支給されるのに時間がかかったりして、結局キャッシュバックがもらえなかったなんてことにもなりかねません。

もし工事前でキャンセルできる場合はNNコミュニケーションズから申込しなおすことを積極的に考えるようにした方がよさそうですね。

工事の後で初期契約解除になる場合は費用が請求される可能性があることと、固定電話の番号が変わったりアナログ戻ししないといけなくなるので慎重に考える必要がありますよ。

ただ工事後に初期契約解除してからまたauひかりを契約しなおす場合でもNNコミュニケーションズから申し込むとキャッシュバックなどのキャンペーンを利用することができます。

直接 NNコミュニケーションズ さんに確認をとりました。

申し込み可能です。

キャッシュバックの対象として申し込みが可能です。

万が一auひかりの申し込み後に申し込んだ代理店に不安を感じるようでしたら、出来るだけ早い段階でキャンセルし、NNコミュニケーションズで申し込みし直した方が安心ですね。

キャッシュバックが確実で安心のNNコミュニケーションズの詳細は以下の記事で詳しくお伝えしていますので参考にして頂ければと思います。

 

まとめ

光回線には、クーリングオフはありませんでした。しかし、電気通信事業法で定められた、初期契約解除制度という消費者に対する救済制度がありました。

初期契約解除制度を使うにあたって注意をしておきたいのは、契約事務手数料や初期工事費などを請求される可能性があります。こういった費用の請求はができる点は、消費者、事業者共に権利としてあるものになりますので覚えておきましょう。

また、期間についてはauひかりを例に上げると契約書が届いてから8日以内にプロバイダ(au one netの場合はKDDI)にプロバイダ指定の方法で初期契約解除を通知するようにしましょう。

工事前で初期契約解除ではなくキャンセルできる場合は、申し込んだ代理店や窓口に不信感を感じたら他の優良代理店から申し込みしなおす方が安心ですね。

 

auひかりの申し込み先代理店を30社近くすべて調査しました。以下の記事で安心できる代理店をご紹介していますので、参考にして頂ければと思います。