auひかりは工事費が実質無料!キャンペーンや全体の費用を安く抑えるポイントもご紹介!
auひかりの回線を利用するためには、光ファイバーを引き込むための開通工事が必要です。しかし、工事にかかる費用や時間、工事の内容に関して分からないことが多く、不安を抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、工事にかかる費用や、申し込みから利用開始までの流れを解説します。また、工事費以外でauひかりの利用料を抑えるコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
auひかりの工事費用
auひかりの回線を引き込む際には、初期費用として開通工事費がかかります。工事費は、戸建てタイプの場合は41,250円(税込)、マンションタイプの場合は33,000円(税込)です。
支払い方法は、一括か分割のどちらかを選ぶことが可能。分割払いであれば、戸建ては23回または35回に、マンションは23回に分けて支払うことになります。
工事を土日祝日に行う場合は、別途3,300円(税込)がかかります。基本的に工事への立ち合いは必須であるため、平日に仕事をしている方は注意してください。また、工事内容によっては価格が変動する可能性もあります。
工事が不要な場合でも工事費用は請求される
すでに光ファイバーが引かれており、光回線専用のコンセントも備わっているマンションなど、工事が不要な場合もあるでしょう。しかし、そのような場合でも工事費は発生してしまいます。
業者によるチェックで工事が不要と判断されると、送られてきた宅内機器のみを自身で設定すればインターネットを利用できます。しかし、業者が設備内のスイッチを切り替える作業が必要であるため、一律で正規の工事費が請求されるので注意が必要です。
キャンペーンを利用すれば実質無料に!
3~4万円という工事費は決して安くありませんが、auひかりが実施している「初期費用相当額割引キャンペーン」を利用すれば、実質無料。特典内容は、工事費分割料金の同額分が毎月の月額料金から引かれるというものです。
戸建てプランでは、ネットサービスと電話サービス(auひかり電話)をセットで申し込むことで、開通した翌月から割引が適用。割引回数はプランによって異なり、3年契約の「ずっとキガ得プラン」でプロバイダがau one netの場合、次のように割引されます。
41,250円-(1,194円<初回ネット+電話分>+1,178円<ネット+電話分>×34カ月)=0円 |
マンションプランでは、ネットもしくは電話サービスに加入すれば、開通翌月から適用。プロバイダがau one netの場合、以下のように割引されます。
33,000円-(初回1,443円+1,434円×22カ月)=0円 |
工事費用が完全無料になることはないので注意
ここで注意したいのが、キャンペーンを利用しても工事費が完全無料にはならないことです。
かつては、光回線を普及するためにほとんどの会社が工事費完全無料を謳っていました。しかし、数カ月でサービスを辞めたり、不正申し込みしたりする契約者が増えてしまったため、工事費を分割して月額料金から割引するシステムに置き換わったのです。
そのため、割引期間が終了する前に解約すると、工事費の残額が一括請求されます。あくまで工事費が割引額で相殺される「実質」無料のキャンペーンであることを念頭に置いておきましょう。
申し込みから利用開始までの流れ
auひかりに申し込んでからインターネットが利用できるようになるまで「どのような手続きが必要なのか」「どれくらいの日数がかかるのか」気になる方も多いのではないでしょうか。申し込みから利用開始までの流れは以下の通りです。
【申し込みから利用開始までの流れ】
- 申し込み
- 工事の日程調整
- 宅内機器の受け取り
- 開通工事
- 宅内機器の接続完了後に利用開始
それぞれについて、具体的に見ていきましょう。
申し込み
auひかりに契約を申し込む方法は、「Web」「電話」「auショップや代理店店頭」の3つ。その中で最もおすすめなのは、24時間手続きができるWebからの申し込みです。
申し込みの際、まずは自宅がauひかりの対象エリアに入っているか必ず確認してください。auひかりは多くの都道府県で利用できるものの、山梨と長野以外の東海甲信地方、関西地方、沖縄は対象外です。さらに、対象都道府県に入っていても利用できない地域や、関東の一部でしか利用できないプランもあります。
Webからの申し込みであれば、最初に「提供エリアの検索」ページに飛ぶため、エリア確認を忘れることもありません。
工事の日程調整
申し込みが完了してKDDIから事前確認が入った後、1週間ほどすると電話やSMSで工事の日程調整を行う連絡が来ます。
その際、自身か家族が必ず工事に立ち合えるように予定が空いている日時を選択してください。時間帯は、午前(9時~12時)か午後(13時~17時)のどちらかを選びます。
開通までの期間の目安は、戸建てタイプなら約1~2カ月、マンションタイプは約1~2週間です。ただし、3~4月などの混みあっている時期には、工事日程まで長い時間がかかる場合もあります。できる限り早く開通させるためには、余裕を持って申し込みましょう。
宅内機器の受け取り
工事日が確定した後、KDDIから「ONU」や「ホームゲートウェイ」といった通信機器が郵送されます。ONU(光回線終端装置)は、パソコンなどの端末1台を光ネットワークに接続するための機器です。
ホームゲートウェイもONUとほとんど同じ機能を持ちますが、基本的に単体では使えません。ひかり電話や複数のインターネット端末が利用できるように、ONUと併せて送られてきます。宅内機器は工事の2日前までに届くため、受け取った後全てそろっているか確認した上で工事完了まで大切に保管してください。
開通工事
予約した日にいよいよ開通工事が行われます。戸建ての工事内容は以下の通りです。
- 最寄りの電柱から自宅壁面まで光ファイバーケーブルを引き込む
- 壁面に金具を取り付け、ケーブルを固定する
- ケーブルを通気孔やエアコンのダクトといった宅内への引き込み口に誘導する
- 引き込み口付近に光コンセントを設置し、ONUを接続する
ケーブルを金具で固定したり、引き込み口を新しく作ったりする場合は、壁面に穴を開けることになります。新しくauひかりを導入するマンションの場合は、共用部分に光ファイバーを引き込み、建物の設備に応じた配線方法で自室に回線を敷きます。
これらの作業にかかる時間は、早くて2時間程度です。それほど長くはかかりませんが、工事が終わるまで少なくとも住人1人の立ち合いが必要なため、不測の事態に備えて当日は1日中予定を空けておくことをおすすめします。
宅内機器の接続完了後に利用開始
工事の完了後、保管していた宅内機器の配線接続や初期設定を契約者自身で行うと、auひかりが利用できるようになります。接続方法は、公式サイトの「プロバイダ別サポート」やマニュアルを参照してください。
接続作業はONUとホームゲートウェイを光コンセントに接続し、2つの機器同士をLANケーブルでつなぐというシンプルなものですが、実際に端末でインターネットを利用するには少し複雑な設定が必要です。ご自身での設定が難しい場合、KDDIが提供する「かけつけ設定サポート」が役立ちます。
「かけつけ設定サポート」は、専門スタッフが自宅を訪問し、パソコンやその他指定機器のインターネット基本設定を請け負ってくれる有料オプション。各プランの料金とサービス内容は、以下の表の通りです。
かけつけ設定サポートの各プラン | ||
---|---|---|
基本料金 | サービス内容 | |
有線 | 7,480円 | 有線 7,480円 ・パソコン1台を宅内機器と接続・インターネット設定 ・メール・ブラウザ・電話の設定 |
宅内LAN機器パック | 10,450円 | 宅内LAN機器パック 10,450円 ・パソコン1台のインターネット設定 ・無線LAN機器の設定 |
auひかりを申し込む前の事前準備
auひかりを申し込む前に、次の2点を確認することが必要です。工事当日に困ることのないよう、しっかりと事前準備を行てください。
【auひかりを申し込む前の事前準備】
- 工事の許可を取っておく
- 宅内機器の設置場所を決めておく
工事の許可を取っておく
賃貸の戸建て住宅やauひかりの設備が導入されていない集合住宅の場合、あらかじめ管理会社や大家などの建物所有者に工事許可をもらう必要があります。なぜなら、光ファイバーケーブルを金具で固定して引き込む際に、壁に穴を開けなければいけないからです。
勝手に工事をして建物を傷つけた場合、原状回復を求められるだけでなく、損害賠償請求に発展することもあり得ます。もともとauひかりの設備が入っているマンションであれば許可申請は不要ですが、大規模な工事になる場合はあらかじめ連絡してください。
宅内機器の設置場所を決めておく
工事前に届くONUなどの宅内機器は、工事で設置される光コンセントにつなぐため、1カ所にまとめなければいけません。そのため、スムーズに工事を進めるには、どこに設置するのか事前に決める必要があります。
工事完了後の移動も難しいため、「近くに電波の妨げになるものはないか」「インテリアの邪魔にならないか」などのポイントに注目し、設置場所を慎重に考えましょう。
どうしても配置が決まらないときは、おまかせアドバイザーに無料相談することも可能です。専門スタッフが電話や訪問での調査を行い、自宅に合わせた提案をしてくれます。
auひかりの料金を安く抑える方法
毎月支払うものだからこそ、光回線の料金はなるべく安く抑えたいもところす。auひかりを安く利用する方法として、以下の2つが挙げられます。
【auひかりの料金を安く抑える方法】
- 自分に最適なプロバイダを選択
- 割引特典などのキャンペーンを利用
自分に最適なプロバイダを選択
auひかりでは、契約する際に選べるプロバイダが全8社あります。月額料金の中にプロバイダ料が含まれるため、基本料金や最大通信速度はどのプロバイダを選んでも同じです。しかし、それぞれ実施しているキャンペーンのキャッシュバック額が異なるため、契約したプロバイダごとで実質料金が異なります。
各プロバイダの実質料金・還元額比較(ネット+電話) | |||
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実質料金 (戸建て) | 実質料金 (マンション) | 最大キャッシュバック額 | |
GMOとくとくBB | 3,297円 | 935円 | 77,000円 |
So-net | 3,875円 | 1,527円 | 76,000円 |
au one net | 5,390円 | 3,956円 | 10,000円 |
BIGLOBE | 4,319円 | 2,193円 | 60,000円 |
DTI | 4,930円 | 3,110円 | 38,000円 |
ASAHIネット | 6,444円 | 4,693円 | 24,000円(割引) |
@nifty | 5,137円 | 3,443円 | 30,000円 |
@TCOM | 4,875円 | 3,027円 | 40,000円 |
前述した通り、auひかりでは工事費が実質無料になるキャンペーンを実施していますが、プロバイダによっては適用されないケースがあります。工事費実質無料という大きなメリットを受けたい方は、「GMOとくとくBB」「So-net」「au one net」「DTI」「@TCOM」のいずれかを選んでください。
自身のネット環境に合っているかを考慮した上で、実質料金に注目して複数のプロバイダを比較検討すれば、料金を抑えつつ快適にインターネットが使えるでしょう。
割引特典などのキャンペーンを利用
auひかりでは、工事費実質無料以外にもさまざまな割引キャンペーンを実施しています。
auひかりで実施中の主なキャンペーン | ||
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割引額 | 適用条件 | |
auスマートバリュー | 最大1,100円/月 | ・対象のデータ定額サービス・料金プランに加入しているスマホと、auひかり「ネット+電話」をセットで利用 |
乗りかえスタートサポート | 最大30,000円 | 乗りかえスタートサポート 最大30,000円 ・他社からauひかり「ずっとギガ得プラン+電話」に乗りかえ(戸建て) ・他社からauひかり「ネット+電話」に乗りかえ(マンション) |
auルーター→auひかり ピカ得プログラム | 戸建て:最大27,984円 マンション:最大10,824円 | auルーター→auひかり ピカ得プログラム 戸建て:最大27,984円 マンション:最大10,824円 ・au one netとのプロバイダ契約 ・「ずっとギガ得プラン(ネット+電話)」への加入(戸建て) ・「お得プラン/お得プランA」への加入(マンション) ・au Wi-Fiルーターが設定されているauスマートバリューグループに追加加入 |
ネット利用料 最大2カ月無料 | 最大27,984円 | ネット利用料 最大2カ月無料 最大27,984円 ・au one netとのプロバイダ契約 ・「ずっとギガ得プラン」への加入(戸建て) ・「お得プラン/お得プランA」への加入(マンション) (2022年8月1日~9月30日) |
超高速 スタートプログラム | 550円/月 | ・au one netとのプロバイダ契約 ・「ホーム5ギガ」または「ホーム10ギガ」で、「ずっとギガ得プラン」への加入 |
「auスマートバリュー」を利用すると、加入しているプランに応じて550~1,100円程度がスマホの月額料金から毎月割り引かれます。同じ住所に住む家族、もしくは別住所に住む50歳以上の家族も対象としているため、auのスマホ・携帯電話を家族全員で使っている方におすすめの特典です。
「乗りかえスタートサポート」は、他社のインターネットやホームルーター・モバイルルーターを解約して、auひかりに乗りかえた際にかかった違約金を負担してくれるキャンペーンです。au PAYの残高チャージや月額料金からの割引によって、最大30,000円まで還元してもらえます。適用条件をよく確認して活用できる割引特典を探し、auひかりの料金を安く抑えましょう。
まとめ
auひかりの開通工事費は、戸建てタイプでもマンションタイプでも必ずかかります。ただし、工事費無料キャンペーン対象のプランとプロバイダを選んだ上で平日に申し込めば、実質無料。工事費は3~4万円と決して安くないので、実質無料キャンペーンやその他の割引特典を上手く使うことをおすすめします。
また、賃貸やマンションなどで工事する場合は、事前に管理会社や大家に工事についての許可を取ってください。許可を取らないとトラブルに発展するリスクがあります。申し込みから開通までの流れを把握し、工事がスムーズに進むように事前準備することが大切です。この記事を参考にしていただき、工事に立ち会えるように日程調整するのはもちろん、工事の許可取りや宅内機器の設置場所決めも当日までに行いましょう。